平成24年度中小企業活路開拓調査・実現化事業において温泉教授・松田忠徳教授を委員長とする調査研究委員会の調査研究によると俵山温泉のお湯は次の特徴を有していることが分かりました。

1.極めて「還元力」が強く、抗酸化作用がある!2.お湯が老化しづらく、効果が持続する!3.温泉力の源は、豊富な「水素」の溶存にあった!

だから、昔から、俵山温泉は、

病気療養の名湯として知られているのであり、生活習慣病予防や老化抑制(アンチエージング)、美肌づくりに、効果が期待できるのです。
お客様の声 「リウマチにお悩みの方へ」心も体もあたたまる俵山湯治

10年前に突然リウマチを発症し、一時は寝たきりになるまで悪化しましました。俵山温泉がリウマチに効くと、以前元気な時に訪れた際に聞いておりましたので、車椅子移動が出来るようになってから、主人が抱きかかえて町の湯の家族湯に連れて行ってくれたことを覚えています。10年後の今、本当に嬉しい事に、1人で女湯に入れるまで回復しました・・・

湯治体験記は続きは、こちら
國弘 徳恵さん (61歳・下関市在住)貸切バス旅行「長門号」

俵山温泉の歴史

俵山温泉は約1100年前の平安初期延喜16(916)年に発見された歴史のある温泉です。江戸時代には長州藩毛利家直営の湯治場となり、明治期以降は、町の湯はリウマチや神経痛、川の湯(現在の白猿の湯)は皮膚病や火傷、正の湯は胃腸病の名湯として知られてきました。日本温泉科学界の第3代会長を務めた九州帝国大学別府温泉治療学研究所所長の高安慎一教授は、昭和4(1929)年の俵山温泉の科学的調査の際の講演において、「霊妙不可思議なる複雑の特殊なる性質」とその泉質を表現されています。科学が発達した今日、成分表に濃厚な成分のないアルカリ単純温泉の俵山温泉がなぜ名湯と言われてきたのか、科学的に究明しようとしたのが本調査研究です。

俵山“温泉力”のポイント
極めて「還元力」が強く、抗酸化作用がある

活性酸素により細胞が酸化して老化し、がんや生活習慣病をはじめとして様々な病気の要因となることは良く知られています。「酸化」という言葉は日常よく使われ、鉄がサビる、ものが腐ることなどがその代表です。私たちの老化も酸化により引き起こされます。一方、酸化された状態をもとに戻す反応を「還元」と言います。抗酸化作用というとわかりやすいでしょう。 今回の調査で、俵山温泉は極めて高い「還元力」をもつことが判明しました。酸化還元反応を測定するのが酸化還元電位(ORP)で単位はmV(ミリボルト)です。数値が高ければ、酸化力が強く、低ければ還元力が強いことを示しています。酸化剤の代表はもちろん酸素で+820mV、還元剤の代表は水素で-420mVです。俵山温泉のORPは概ね-100から-200mVを示し、極めて還元力が高いのです。ちなみに、ミネラルウォーターや湧水のORPは+200mV前後で、このあたりがニュートラルです。酸化剤である塩素で殺菌された水道水は+400mVから+700mVと酸化作用が強くなります。松田教授の調査では、源泉かけ流しの温泉(浴槽)は+50mVから+100mVが多く、時に-50mVの還元力の強い温泉もあります。しかし、俵山温泉のように-100mVとなると稀になります。ちなみに24時間入浴可能な循環式温泉では菌の繁殖を防ぐために大量の塩素を投入しているので、酸化されたお湯ということになります。また、ORPの値は夏よりも冬の方が低くなります。例えば、町の湯源泉(湯口)では、10月30日は-162mVであったものが2月4日には-278mVとなっています。昔から俵山では「寒湯治(寒い時期の湯治)はよく効く」と言われてきましたが、データによっても検証されました。

温泉が老化しづらく、効果が持続する

本来、還元系である温泉も時間の経過とともに、空気中の酸素で酸化します。これを「温泉の老化現象(エージング)」といいます。今回の調査研究では、町の湯と川の湯(白猿の湯)をジョッキに汲み放置する方法でエージングを測定しました。

結果、町の湯では21時間経過してもなお-75mVという高い還元力を維持しています。これは、俵山温泉のお湯は老化しづらく、温泉効果が持続するということを示しています。川の湯は4時間後には数値が落ちましたが、それでも他の還元系の温泉が1時間後には+圏に落ちることを考えると、高い還元力を維持しているといえます。


温泉力の源は、豊富な「水素」の溶存にある

では、俵山温泉の高い還元力はどこからくるのでしょうか。前述の調査で溶存水素(温泉中の水素の量)もあわせて測定したところ、還元力と溶存水素の量は高い相関関係がありました。俵山温泉のお湯には0.40ppmという極めて高い濃度の水素が溶存していますが、特に町の湯では長時間、数値が持続しました。水素は酸素と結合して水となりますので、最も高い還元力を持っています。温泉法の成分表に表示されない成分は水素だったのです。俵山の温泉は「水素泉」と称してもよいほど溶存水素が濃厚なのです。


病気治療、病気予防、老化抑制(アンチエージング)に効果

最近、水素の医学的な活用の可能性が注目されています。平成19(2007)年に日本医科大学の太田成男教授(細胞生物学)らの研究チームが、水素が最も酸化力の強い活性酸素ヒドロキシルラジカルを中和し、脳梗塞による脳の損傷を半減することを動物実験で突き止めました。水素は最も小さな元素であるため、体の奥深くまで作用を及ぼします。細胞はもちろんのこと、血管のない関節の軟骨、薬が届きづらい脳にも届きます。リウマチの炎症を慢性化させる一因に活性酸素があげられますが、俵山温泉が昔から現在までリウマチの名湯と呼ばれてきたのは、溶存水素の還元作用により引き出された抗酸化力、抗炎症力である可能性が見えてきました。また、これまでに判明している水素の主な医学的効果は以下のようなものがありますので紹介いたします。
・細胞をアルカリ性にして、免疫細胞(マクロファージ、好中球)の作用を強化する。
・認知症など脳疾患の予防の可能性がある。
・活性酸素を還元、消去することによる老化抑制作用(アンチエージング)がある。
・抗酸化、抗炎症、抗アレルギー、代謝改善により活性酸素である一重項酸素を消去する。
・メラニンの分解により、シミ、シワ、くすみ対策に期待できる。
わかりやすく表現すると、温泉に溶存する水素により、病気療養はもちろんのこと、生活習慣病予防や認知症予防、老化抑制(アンチエージング)、美肌づくりなどに効果が期待できるということです。 また、俵山温泉のお湯は42度程度のぬる湯なので長時間の入浴が可能です。20分程度の入浴で得られるHSP(ヒートショックプロテイン)の効果による免疫力の向上もあわせて期待できます。


美肌に効果

健康は人類の永遠のテーマですが、多くの女性にとってはこれに「美」が加わります。人間の皮膚は本来還元系ですが、加齢とともに酸化、つまり老化していきます。紫外線によって生み出された活性酸素である一重項酸素から肌を守るのがメラニン色素ですが、通常は新陳代謝で角質層とともに取れます。しかし過剰に紫外線を浴びるなどしてメラニンが過剰生産されそれが色素沈着するとシミになります。また、肌を支えるタンパク質であるコラーゲンやエラスチンが活性酸素により酸化され、肌が老化した状態がシワとなります。俵山温泉のお湯は豊富に水素を含んでいるので一重項酸素をはじめとする活性酸素を中和し除去する作用があります。実は俵山温泉は「美肌の名湯」なのです。


今回の調査研究では11名のモニターにより3泊4日のプチ湯治の効果を測定しました。皮膚の状態については、最も紫外線を浴び酸化されやすい手の甲を使ってPhとORPを測定したところ、Phは酸性から弱酸性に、ORPは酸化系から還元系に効果がありました。特に皮膚の老化が進んでいる高齢者ほど効果が高いことがわかりました。モニターに対するアンケートでも「肌がしっとりする」「肌がつるつるになった」などの回答が得られました。


免疫力・自然治癒力の向上に効果

西洋医学は「早期発見・早期治療」を重視してきましたが、近年、「免疫力」「自然治癒力」を高める予防医学が注目されています。今回のモニター調査では俵山温泉の病気予防の効果を検証するため、入浴による白血球の割合を測定しました。結果、リンパ球、顆粒球、マクロファージの値が適正値にやや改善しました。モニター11名の平均値は以下のとおりですが、正しい入浴方法を実践した3分の1のモニターには有意な改善が見られました。このことから、俵山温泉の入浴は免疫力、自然治癒力の向上に効果が期待できると考えられます。


また、温泉の温熱効果について末梢動脈の血流量の測定で検証を行いました。結果は以下のとおりで、最高血流量は2.3倍、平均血流量は3.8倍という非常に有意な増加が認められました。つまり俵山温泉の入浴は、冷え、むくみ、肩こり、疲労、肌荒れなどの血行障害からくる諸症状の改善に大変効果的であることが証明されました。また、高血圧、高脂血症、動脈硬化等の改善も期待できます。


以上のように、俵山温泉のような良質な温泉は、「免疫力」「自然治癒力」の向上に大変有効です。湯治による予防医学はドイツ、フランス、イタリア等、ヨーロッパの先進国ではすでに保健医療が適用されているのです。皆さまの病気療養、健康維持、美容に、全国でも指折りの泉質を誇る俵山温泉を是非ともご利用ください。